エネルギッシュな街、池袋と邸宅街の趣が漂う街、目白
「池袋」駅はJR山手線をはじめ8路線が集まるビッグターミナル。駅の周辺にはショッピング施設やレジャー施設が集まり、東京都内でも有数のゲートシティとして発展している。
現在、「池袋」駅からはJR山手線のほかJR埼京線、JR湘南新宿ライン、東武東上線、西武池袋線、東京メトロ丸ノ内線、東京メトロ有楽町線、東京メトロ副都心線が利用可能。JR埼京線はりんかい線と、東京メトロ副都心線は東急東横線、みなとみらい線と直通しており、乗り換えなしで移動できるエリアは東京都内のほか埼玉県、群馬県、栃木県、神奈川県、静岡県に広がる。
このように交通アクセスの利便性に恵まれた「池袋」駅周辺は、ショッピングタウンとしてめざましい発展を遂げた。「池袋」駅西口の「東武百貨店 池袋店」、「池袋」駅東口の「西武池袋本店」をはじめ、「池袋PARCO」、「ルミネ池袋」、「ヤマダデンキ LABI1 LIFE SELECT池袋」などさまざまなジャンルのショッピング施設が集結。多彩な買い物のニーズに応えてくれる。
「池袋」駅周辺のシンボルともいえる存在が「サンシャインシティ」だろう。「サンシャインシティ」には「ナンジャタウン」や「コニカミノルタプラネタリウム 満天」、「サンシャイン水族館」といった施設が集まり、気分に応じて思い思いの休日を過ごすことができる。「サンシャインシティ」周辺にも「ラウンドワン 池袋店」や「池袋演芸場」などがあり、池袋は東京都内でもショッピング、グルメ、カルチャーのそれぞれで流行の先端をゆく街といえよう。
「池袋」駅からJR山手線で1駅の「目白」駅周辺は、古くから邸宅街として知られる。とくに「目白」駅の西側、現在の下落合二丁目付近には江戸時代に旗本、酒井家の抱屋敷が置かれていた。この屋敷は広大な敷地を持ち、眺望の良い高台に位置していたことから、月見などが行われていたという。また、今の「おとめ山公園」周辺では、江戸時代には将軍家が鷹狩を楽しんでいたそうだ。
「目白」駅の東側には、明治時代に皇族や華族のための教育機関として発足した「学習院大学」が移転してきた。一般の入学が可能になった戦後も皇族の多くが学ぶ学校として知られる。
大正時代に入ると「目白」駅西側では住宅地の開発がはじまる。この一帯の住宅地は華族や文化人から人気を集め、邸宅街として知られるようになった。今も尾張徳川家の屋敷跡地や重厚な門構えの邸宅などがあり、街並みからは風格が漂う。
エネルギッシュな池袋と邸宅街としての歴史が醸し出す趣に包まれた目白は、二つの個性が混じり合い、東京都内でもここだけにしかない魅力が満ちている。
エネルギッシュな街、池袋と邸宅街の趣が漂う街、目白
所在地:東京都豊島区