再開発で暮らしの利便性も向上した東品川
品川区東品川エリアは、品川区の東部に位置し、北側で港区に隣接している。エリアは古くからの陸地と、その沖合の埋め立て地からなっており、全体的にフラットな地形が特徴だ。「天王洲アイル」がある東品川二丁目や「品川シーサイドフォレスト」のある東品川四丁目周辺を中心に、近年の再開発によって、利便性の高い街がつくられている。
エリア内には、東京モノレール羽田空港線・東京臨海高速鉄道りんかい線「天王洲アイル」駅、りんかい線「品川シーサイド」駅があり、交通の利便性にも恵まれている。りんかい線は、「大崎」駅と「新木場」駅を結ぶ路線で、お台場方面に乗り換えなしで行くことが可能。「大崎」駅からJR埼京線直通の電車なら、「渋谷」駅や「新宿」駅、「池袋」駅に乗り換えなしで行くこともできる。また、「天王洲アイル」駅から東京モノレールに乗れば「羽田空港」へも直通となり、旅行の際もスムーズにアクセス。さらに、エリアの西側を走る京急本線「新馬場」駅や「青物横丁」駅も利用できる。
現在の東品川エリアの西側に隣接する京急本線「北品川」駅から「青物横丁」駅にかけての一帯は、江戸時代に東海道の「品川宿」が置かれていたところだ。品川宿は東海道一番目の宿場であるため、にぎわいも大きかったという。また、当時このあたりの大部分は海だったため、漁業が盛んに行われ、江戸前の魚を江戸市中に供給していた。
1980(昭和55)年代後半から、東品川エリアの埋め立て地では大規模な再開発が行われ、とくに「天王洲アイル」は、当時としては国内最大級の再開発事業だったという。現在も「羽田空港」近接のオフィスとして人気が高く、都内有数のビジネス拠点になっている。
その後、東品川四丁目エリアでも再開発が行われ、2004(平成16)年に「品川シーサイドフォレスト」が完成、大型ショッピングセンターやIT企業などが入るオフィスビルが誕生した。
再開発によって、水と緑に親しめる空間が生まれたことも注目したい。例えば、「天王洲アイル」周辺の運河には遊歩道が整備されており、リバーサイドの散策を楽しむことができる。なかでも木製のボードを敷き詰めた「天王洲アイル ボードウォーク」は、ドラマの撮影にも頻繁に使用される、雰囲気あるスポットだ。
暮らしの場としても快適な環境がある。ショッピング施設としては、「品川シーサイドフォレスト」内に、品川区内最大級の売り場面積を有する「イオンスタイル品川シーサイド」があり、ここに来れば日常の生活で必要なものはほとんど手に入る。
運河沿いのおしゃれな街並みのなかで暮らせるこの街は、高感度な人々に人気の高い街になっている。
再開発で暮らしの利便性も向上した東品川
所在地:東京都品川区