下町の歴史と文化を堪能できる浅草

台東区浅草エリアは、世界中からの観光客で賑わう東京の下町の代名詞ともいえる存在だ。地形的には、隅田川のほとりに広がる平野部に位置することもあり、橋の前後の坂道を除き、全体的にフラットな街が広がっている。

浅草エリアの玄関口となる「浅草」駅には、隅田川沿いにある東京メトロ銀座線と都営地下鉄浅草線、東武スカイツリーラインが乗り入れる駅と、浅草エリアの西側つくばエクスプレスの駅の2つがある。東京メトロ銀座線は「上野」駅や「日本橋」駅、「銀座」駅と都内の主要なショッピングタウンを通る便利な路線。都営地下鉄浅草線も「日本橋」駅や「新橋」駅などにダイレクトでアクセスできるほか、「羽田空港」や「成田空港」に直通する電車もある。つくばエクスプレスや東武スカイツリーラインを使えば、つくば方面や日光、鬼怒川温泉方面へのお出かけも便利だ。

浅草のシンボル「浅草寺」は、628（推古天皇36）年、現在の隅田川で漁をしていた際、網にかかった仏像を供養したことが始まりと伝えられている。江戸時代に入ると徳川家康が浅草寺を祈願所としたこともあり、門前では仲見世が開かれ大道芸の見世物が行われるなど、江戸市民の娯楽の場として発展した。今も「浅草寺」周辺には、「浅草演芸ホール」や「浅草花やしき」など人々を楽しませるスポットが集まり、観光地としての人気も高い。

いつも賑やかな街というイメージがある浅草だが、情緒ある下町の自然や潤いを感じられることも魅力だ。エリア内には寺社が多いため、境内の緑が街に潤いを与えてくれるほか、エリアの東側を流れる隅田川では、川沿いに遊歩道が整備され心地良い風を感じながら散策できる。また、隅田川沿いの「隅田公園」は、桜の名所でもあり、春には満開の桜が人々と魅了する。

浅草は暮らしの場としても魅力が多い。例えば、日常の暮らしに欠かせないショッピング施設としては、「浅草ROX」内には24時間営業のスーパーマーケット「西友 浅草ROX食品館」があるほか、「オオゼキ 浅草雷門店」や「ライフ 浅草店」など多くのスーパーマーケットがあり、選択肢が豊富。東武線の「浅草」駅には百貨店「松屋浅草」のほか「EKIMISE」も入っている。

何より、「浅草新仲見世商店街」などで感じられる人情味あふれる下町の情緒のなかで暮らせるのは、ほかの街にはない魅力だろう。

下町の歴史と文化を堪能できる浅草
所在地：東京都台東区