六義園
「小石川後楽園」と並んで“江戸の二大庭園”と称される、東京都の特別名勝「六義園」。江戸・元禄時代に大老を務めた大名・柳沢吉保(やなぎさわよしやす)が、下屋敷(別邸)として7年もの歳月をかけ、造営した。回遊式築山泉水庭園と呼ばれる園内は、吉保の文学的教養が随所にうかがえ、園名の「六義」も、『古今和歌集』序文に記した和歌の分類法「六体」に由来する。四季折々の花が咲き誇る広大な庭園は、関東大震災を奇跡的に免れて、昭和初期に造園当時の姿を残したまま、のちの所有者である三菱財閥の創業家から東京市に寄贈された。歴史と季節と古典の教養が織り込まれた雅な空間には、一年を通して国内外から多くの人が訪れている。
六義園
所在地:東京都文京区本駒込6
電話番号:03-3941-2222(六義園サービスセンター)
開園時間:9:00~17:00(入園は16:30まで)
休園日:年末年始(12月29日~1月1日)
https://www.tokyo-park.or.jp/teien/conte..