飛鳥山公園
「飛鳥山公園」は、1873(明治6)年に上野・芝・浅草・深川と並んで日本最初の公園に指定された憩いの場。桜の名所として名高く、広大な敷地にはソメイヨシノやサトザクラなどが約600本植えられているが、そもそもここに桜を植えたのは、江戸幕府の8代将軍徳川吉宗だ。
当時、桜の名所で禁止されていた「酒宴」や「仮装」がここでは認められていたため、江戸っ子たちはいろいろなスタイルで気軽に花見を楽しめた。それが「飛鳥山公園」を桜の名所として世に知らしめるきっかけになった、と伝えられている。
その伝統は今にも受け継がれ、桜の季節になるとたくさんの人出で賑わうのは周知のとおり。最近では併設されている「渋沢史料館」「北区飛鳥山博物館」「紙の博物館」を「飛鳥山3つの博物館」と銘打ってプロモーションをかけ、これもまた多くの来場者を集めている。
園内の広場には、子どもたちが自由に遊べる遊具とともに古い都電の車両や蒸気機関車が展示されており、人々の目を楽しませている。
飛鳥山公園
所在地:東京都北区王子1-1-3
電話番号:03-5980-9210
https://www.city.kita.tokyo.jp/jutaku/ko..