「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会」を契機にさらに飛躍を遂げる海浜幕張
JR京葉線の「海浜幕張」駅周辺は幕張新都心として開発が進められ、1989(平成元)年に「日本コンベンションセンター(現・幕張メッセ)」がオープン。その後、「幕張テクノガーデン」などオフィス、「幕張ベイタウン」など住宅地が誕生し、千葉市有数のにぎわいが見られる街に成長した。2013(平成25)年には日本最大級の大規模ショッピング施設「イオンモール幕張新都心」もオープンし、さらに発展を遂げている。
今後も「海浜幕張」駅周辺の進化は続きそうだ。2021(令和3)年夏に開催された「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会」では、「幕張メッセ」も競技会場として使用。オリンピックではレスリング、フェンシング、テコンドーが、パラリンピックではテコンドー、シッティングバレーボール、車いすフェンシング、ゴールボールの競技が行われた。
また、2020(令和2)年にはサッカー日本代表のトレーニング拠点となる「高円宮記念JFA夢フィールド」が「海浜幕張」駅の南西に広がる「県立幕張海浜公園」内に誕生した。この施設には、天然芝コート2面、人工芝コート2面、クラブハウス、フットサルアリーナなどが整備されている。
さらに、「高円宮記念JFA夢フィールド」の敷地内には一般客も利用できるスポーツリラクゼーションスパ「幕張温泉 湯楽の里」も誕生している。露天風呂をはじめとした多彩なお風呂があり、リラクゼーションや食事も楽しむことができる。スポーツ教室なども定期的に開催されている。
「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会」にこそ間に合わないが、幕張周辺でJR京葉線の新駅が作られることも決まっている。
新駅の場所は「海浜幕張」駅と「新習志野」駅の間、「イオンモール幕張新都心」のファミリーモールの北側で、駅施設のほか線路の南北をつなぐ自由通路も併せて整備するという。完成すれば、「イオンモール幕張新都心」や「幕張メッセ」、「ZOZOマリンスタジアム」に向かう場合に加えて、「千葉運転免許センター」などへのアクセスもスムーズになり、幕張新都心の利便性と回遊性が高まりそうだ。
新駅の開業は2023(令和5)年春。「海浜幕張」駅周辺は、今後もさらなる成長を続ける。
※この記事は2022年11月に最終更新されました。
「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会」を契機にさらに飛躍を遂げる海浜幕張
所在地:千葉県千葉市美浜区