日本最大のコンベンションセンターがある街、有明・東雲

江東区有明・東雲エリアは、臨海副都心の東側に位置している。有明エリアでは計画的な街づくりにより理想的な街が造られ、東雲エリアでも近年の開発や再開発で利便性の高い街に成長している。ウォーターフロントにあることから、土地の高低差がほとんどなく、どこへ行くにもほぼフラットでアクセスできるのも魅力だ。

計画的に造られた街だけあり、交通アクセスの利便性も高い。有明エリアには、ゆりかもめ（東京臨海新交通臨海線）「有明」駅のほか、ゆりかもめ「有明テニスの森」駅、ゆりかもめ「東京ビッグサイト」駅東京臨海高速鉄道りんかい線「国際展示場」駅がある。東雲エリアでは、りんかい線「東雲」駅に加え、エリア東側の東京メトロ有楽町線「辰巳」駅も利用できる。

「ゆりかもめ」は東京臨海新交通臨海線の愛称。ゴムタイヤを履く車両を無人運転で運行する新交通システムで、「新橋」駅から「豊洲」駅まで全16駅を結んでいる。「新橋」駅ではJR山手線、JR京浜東北線、東京メトロ銀座線などと接続。「豊洲」駅でも東京メトロ有楽町線に接続し、都内各方面へのアクセスはスムーズだ。

りんかい線は、「大崎」駅と「新木場」駅を結び、「大崎」駅ではJR山手線、JR埼京線などと、「新木場」駅ではJR京葉線、東京メトロ有楽町線に接続する。りんかい線には、「大崎」駅からJR埼京線に直通運転する電車もあり、「渋谷」駅や「新宿」駅、「池袋」駅にもダイレクトにアクセス可能だ。

1990年代に開発が行われた臨海副都心エリアでは、1996（平成8）年に「東京ビッグサイト（東京国際展示場）」がオープン。以降、テーマパークや病院などさまざまな施設が開業・移転して、利便性の高い都市へと成長を遂げた。

これに呼応するように東雲エリアでも、再開発や新しいショッピング施設の開発が盛んに行われ、「東雲キャナルコート」や「イオン東雲ショッピングセンター」などがオープンしている。

計画的な街づくりが行われたこのエリアでは緑地も多い。有明エリアから「東京テレポート」駅方面に延びる歩行者専用道路は、広くて街路樹の心地よい道になっており、散策にもぴったりだ。有明エリアの北側にある「有明テニスの森公園」は、その名のとおり、テニスコートが多数あり、2021（令和3）年東京オリンピックでもテニス競技会場として使われた。

有明・東雲エリアでは、快適な暮らしも約束されている。ショッピング施設や公園、学校など生活に関連する施設は、徒歩で楽に移動できる距離にあり、遠くまで出かけることなく利用できる。スーパーマーケットなどが入るショッピングセンターも近く、思い立ったらすぐに出かけることができるのもメリットだ。

都心への通勤・通学時間が短いエリアにありながら、落ち着いた雰囲気で楽しみも豊富な街、それが有明・東雲エリアの魅力だろう。

日本最大のコンベンションセンターがある街、有明・東雲
所在地：東京都江東区