2020年本格運行を目指す、都心と臨海地域を結ぶ「東京BRT」!

東京湾ウォーターフロントの中心に、東京都が進めるプロジェクトにより誕生した臨海副都心。この臨海副都心と都心とを中央区勝どきを経由して結ぶため、東京都では環状2号線のBRTの検討を行ってきた。そのプレ運行が、「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会」の開催前から開催後の2020年9月にかけて行われ、2022年度から本格運行する計画がある。
BRTとは「Bus Rapid Transit」の略。道路上の専用レーンや専用道路を走るバスのことで、従来のバスよりも到着時間が確かで、多くの乗客を効率よく運ぶことができる。速度は11~15km/h程度のバスよりも早く、新交通システム並みの20km/h以上を目指す。平日ピーク時には1時間当たり20便程度を運行し、2,000人/h程度の輸送量が確保される予定だ。
また、新橋から豊洲市場への早朝時間帯の需要が考えられることから新橋発は朝5時台より運行。沿線のマンション開発で住民が増えており深夜時間帯の需要も多いと考えられるため、夜は24時台までの運行を検討している。近い将来、都心と臨海地域との行き来が格段に便利になることが期待される。

(2019年1月31日)


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