次々と変貌を遂げる街、渋谷エリアの再開発をレポートします!
2012(平成26)年に完成した「渋谷ヒカリエ」を皮切りに、「渋谷」駅周辺は大規模な再開発が進行中!2019年現在も複数のプロジェクトが並行して進んでおり、新たな商業施設の誕生、駅周辺の動線改良、自然の再生など、次々と街が生まれ変わっています。ということで今回は、先端文化の発信地として目が離せないエンタテイメントシティ・渋谷を中心とした、開発の様子をレポートします!
まずは2012(平成26)に完成した「渋谷ヒカリエ」をご紹介。こちらは駅東側に建つ複合商業施設で今やエリアのランドマーク的存在となっています。地上34階建ての施設内には、商業施設、劇場、オフィスなどが入居。常に多くの人が行き交います。
2018(平成30)年9月には「渋谷ストリーム」が駅南側に完成しました。こちらは東横線「渋谷」駅の旧ホ―ムと線路跡地、さらにその周辺地区に建てられた複合施設。カフェ、レストラン、ホテル、オフィス、ホールなどで構成され、エスカレーターやエレベーターなどの動線は鮮やかなイエローでカラーリングされています。同時に「渋谷川」の再生のため、川沿いには遊歩道が整備され、都会と自然が調和した景観が生み出されています。
すっかりエリアの
ランドマーク
駅から渋谷公園通りをのぼったところにある「渋谷区役所」新庁舎は、2019年1月に完成しました。各種窓口はもちろん、区民の作品展示スペースなども設けられています。そのすぐ隣には、2019(令和元)年10月に「LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)」も誕生。126席のオーケストラピットを含み約2,000人弱収容可能で、これまでにない新たな体験ができる次世代ホールとして生まれ変わっています。
公共施設も新しく!
立体的な都市公園になる予定
また、渋谷公園通りの中間あたりでは、2019(令和元)年11月に、大型商業施設「渋谷パルコ」が建物新たにグランドオープンしました。地下1階から地上10階まで、デザイン・アート性やエンタテインメント性の高い専門店が並んでいます。
JRの線路沿いでは、駅周辺の再開発と連動して、「新宮下公園」が工事中です。2020(令和2)年春の開園を目指して、1階から3階には商業施設、屋上には公園が設けられ、立体的な都市公園となる予定です。開園すれば、渋谷が魅力的な街になる予感がします。
「渋谷」駅の真上には、2019(令和元)年11月に「渋谷スクランブルスクエア」の第I期となる東棟が誕生しました。渋谷エリアで最も高い地上47階建てで、約230mを誇る渋谷の新たなランドマークとなっています。商業フロアは、地下2階から14階まででなんと16フロア!屋上はもちろん、45階、46階に展望施設「渋谷スカイ」が設けられています。
なお、第II期となる中央棟、西棟は2027年度に完成予定。まだまだ目が離せません。
「渋谷ストリーム」の西側エリアでは、「渋谷駅桜丘口地区第一種市街地再開発事業」が2023(令和5)年度の完成に向けて進行中。2.6ヘクタールの広大な敷地に、生活支援施設や起業支援施設など、住・働・遊を兼ね備えた施設ができる予定。また、周辺の再開発と連携して、立体的な歩行者動線“アーバン・コア”を整備。高低差や線路、道路による分断を解消して、バリアフリーアクセスを目指します。
そこから国道246号を西へ進んだエリアでは、2019(令和元)年3月にオフィスビル「渋谷ソラスタ」が完成し、8月には営業を開始しました。高さ約107m、地上21階という規模で、最上階には屋上空間を活用したスカイテラスも設けて仕事のストレスを軽減。多様なワークスタイルをサポートしています。
2023(令和5)年完成予定
屋上空間もある
オフィスビル
※この記事は、2019(平成31)年3月に執筆されたものです。
発見ポイント!
- (1)大型商業施設が次々と誕生!世界を代表するショッピングスポットとなっている
- (2)公園や川沿いの遊歩道など、自然スポットも整備されている。
- (3)公共施設、ビジネスに関する施設も続々誕生!
次々と変貌を遂げる街、渋谷エリアの再開発をレポートします!
所在地:東京都渋谷区