横浜の新名所に成長したみなとみらい
「横浜」駅から「関内」駅の東側の海沿いに広がるみなとみらいエリアは、1980年代以降に行われた再開発で誕生した新しい街だ。計画的に街づくりが行われたため、歩道が広く、街路樹が整備されているなど安全で快適な街が広がっている。
再開発とともに交通アクセスの整備も進められている。エリア内を貫くみなとみらい線が2004(平成16)年に開通、東急東横線との直通運転も開始され、「渋谷」駅などにダイレクトアクセスできるようになった。2013(平成25)年には、東急東横線と東京メトロ副都心線の直通運転も始まり、「渋谷」駅から先、「新宿三丁目」駅や「池袋」駅などにも乗り換えなしとなり、利便性はさらに向上している。
また、JR京浜東北・根岸線と横浜市営地下鉄ブルーラインの「桜木町」駅や「関内」駅も近く、京浜東北・根岸線で「品川」駅や「東京」駅、ブルーラインで「新横浜」駅などに向かう場合もスムーズにアクセスできる。
みなとみらいエリアは、かつて、横浜港を構成する岸壁のひとつ高島埠頭をはじめ、三菱重工業横浜造船所や貨物駅などに利用されていた。1960年代以降、「横浜」駅周辺と「関内」駅周辺という二極化した横浜市内の中心部をつなぐ目的も狙い、このエリアに再開発で新しい街をつくる構想が浮上、1983(昭和58)年に着工を迎えることになる。1989(平成元)年には造成が終わったエリアで「横浜博覧会」が開催されて、閉幕後は開発が本格化。1993(平成5)年にはみなとみらいエリアのシンボルでもある70階建ての「横浜ランドマークタワー」が開業した。現在も、みなとみらいエリアの開発は続いており、今後のさらなる発展も期待できるだろう。
みなとみらいの再開発では、広い公園も多数整備された。なかでも「パシフィコ横浜」周辺に広がる「臨港パーク」は、横浜港に面し、ベイブリッジも一望できる美しい景観が魅力の公園。海辺を散策したり芝生広場でくつろいだりと、思い思いのひと時を過ごすことができる。
また、「横浜美術館」に隣接する「グランモール公園」美術の広場では噴水や音による演出が行われ、港町横浜らしい赤レンガの倉庫に近い「赤レンガパーク」など特徴的な公園が多数ある。
暮らしの場としても快適だ。エリア内には多くのマンションが建設され、ウオーターフロントの美しい景観の中で暮らせる街として、高い人気を維持し続けている。もちろん生活の利便性も高く、「クイーンズスクエア横浜」や「横浜ワールドポーターズ」などのショッピング施設が充実することから、買い物も便利。「横浜」駅周辺や元町エリアのショッピング施設も日常圏内として利用できる。新しい街ならではの便利で快適な環境で暮らせる街、それがみなとみらいエリアの魅力だろう。
横浜の新名所に成長したみなとみらい
所在地:神奈川県横浜市西区