鶴見周辺の旧東海道で歴史散策をしてきました!
江戸時代、主要道路として整備された五街道のひとつであった東海道は、鶴見周辺ではJR東海道線や京急線に沿って通っていました。現在も旧東海道沿いには、当時の面影を感じることができるスポットがたくさんあります。京急「鶴見市場」駅から「生麦」駅まで、旧東海道の歴史を巡る散策を楽しんできました。
京急線とほぼ並行して走っているのが旧東海道です。旧東海道に入り、さっそく南下してみましょう。まもなく左側には「市場村一里塚」が見えてきます。ここは江戸から5番目の一里塚で、街道を挟んだ両側に設置されましたが、現在は片側だけが残っています。さらに南へ向かうと鶴見川の橋に出ます。
現在は片側だけ
残っています
鶴見川を渡ります
この鶴見川の橋の西側には横浜開港後に頻発した外国人とのトラブルを避けるため、関門が設けられました。現在はその場所に「鶴見橋関門旧跡」の碑が建てられています。「鶴見橋関門旧跡」から少し歩くと、再び石碑を発見。こちらは馬術上達の神様として人気を集めたという「寺尾稲荷」への道標でした。
行き来する人の監視を
していました
寺尾稲荷は
馬術上達の神様
「寺尾稲荷道道標」の辺りは公園になっていますし、「鶴見図書館」の前には旧東海道の案内板がありますから、休憩を兼ねてじっくり眺めていきましょう。再び歩き出すと右側に「鶴見神社」が現れます。創建は7世紀はじめと伝えられ、境内には富士塚も見られます。
鶴見図書館の
前にあります
富士塚もあります
さらに旧東海道を南下していくと「京急鶴見」駅が近づいてくるので、駅の高架をくぐりさらに南へと向かいます。この辺りは、にぎやかな商店街「鶴見銀座商店街(ベルロードつるみ)」です。商店街をちらちらと見ながらいくと、第一京浜の近くに、おしゃれなレストラン、その名も「ビストロ旧道」が。ここでランチにするのもよさそうです。
第一京浜を渡ると今も魚屋が並ぶ「生麦魚河岸通り」があります。「生麦魚市場」とも呼ばれており、プロが集まる市場ですが誰でも利用でき、しかも魚一尾、貝一個から購入できます。道沿いに残る古い建物も趣がありました。
お店がたくさんあって
にぎやか
新鮮な魚を売っています
さらに進んで左にキリンビールの工場が見えてくると、この辺りは幕末の世を揺るがせた大事件「生麦事件」の現場です。「生麦事件碑」や「生麦事件参考館」で、当時の状況を知ることができます。鶴見市場から生麦への散策は、現代の街から江戸の香りを感じるショートトリップでした。
首都高工事で仮移設中
生麦事件の資料を展示
発見ポイント!
- (1)歴史を偲ばせる石碑や道標が点在!
- (2)趣のある古い建物も残っている!
- (3)商店街が市場通りなど、活気あふれる通りがある!
鶴見周辺の旧東海道で歴史散策をしてきました!
所在地:神奈川県川崎市